アダージオ

フランス語のadagio は「ゆっくりな」の意味があります。ラテン系の言語ではadagioがそのまま残っています。音楽用語はイタリア語が使われており、adagioという言葉をイタリア語として音楽を通して知っている方も多いと思います。英語でも「adagio」はそのまま受け入れられて、使われています。adagioという言葉、そして使われる音楽を聞くと非常に優雅な動きを想像しませんか?その通りで、アダージオを踊っているバレリーナたちの姿にゆったりとした時間の流れ、美しさを感じることが多いです。

ですが、その動きを行っている本人は結構な体力も頭も筋肉も使うハードな動きです。アダージオはゆっくりなので楽そうに見えて、全く楽ではありません。

アダージオ

アダージオ自体はある1つのパを意味する訳ではなく、パのコンビネーションをゆっくると行うことを言います。ですので、アダージオと聞いた場合には「複数のパの動きをゆっくりと行う」と思ってよいでしょう。バーレッスンとセンターレッスンのいずれでも登場します。また、動きのテンポを指すので、舞台で二人で踊るパドゥドゥの中でもアダージオがあります。直訳すると、「二人でゆっくり優雅に踊る」です。

 

初心者クラスではシンプルなパの組み合わせでアダージオを行うでしょう。ポールドブラ、プリエ、ディべロッペです。少し上達すれば、パンシェやアチチュードなども組み合わされるでしょう。

なお、アダージオはバーレッスンでは省略されることもあります。センターレッスンの最初にアダージオを入れるクラスも多いでしょう。

注意事項

  • 音楽を存分に楽しむ。音楽のカウントの最後まで、脚や腕を伸ばし続けるようにします。
  • ゆっくりとパを行うことができるので、気を付けるべきことを正しくできるチャンスです。何となくダラーンとアダージオを行わないように。
  • 頑張り過ぎで息を詰めない。緊張した様子は周囲にも伝わり、優雅さが欠けていきます。

アダージオでは脚を上げるディべロッペが登場します。この時に脚を高く上げるのに憧れますね。大人からバレエを始めた私は120度くらいまでの高さキープできますが、それ以上の高さでのキープは難しいです。柔軟性でいうと160-170位まで、耳の横近くまで脚は上がるのですが、手や壁などサポートなく、その高さをキープすることが出来ません。

ディべロッペの回で脚を高く上げる方法を取り上げたいと思います。乞うご期待。

*アダージオのクラス写真 出典:Angie Chung, CC BY-SA 2.0

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